食品や化粧品、医薬品から紙パルプや塗料などまで、製造過程で生じる泡は、品質に大きな影響を与えます。泡によって希釈状態が変化したり、泡が残ることで不具合が生じる可能性があるからです。対策として消泡剤が用いられており、様々な分野で利用されており、効果が高く毒性を持たないシリコーンオイルが利用されています。消泡剤成分には大きく分けて、食品や化粧品、医薬品に使用されるペースト状の水性エマルション、塗料などの工業用油性成分に使用される溶液タイプ、100%シリコーンオイルを用いたノンシリカ、粉末シリカを混合したオイルコンパウンド、親水性の高いシリコーンオイルとオイルコンパウンドを用いた自己乳化タイプ、粉末固形タイプがあります。

この他にも高級アルコール系、ポリエーテル系などが目的に合わせて利用されています。我々にとって最も身近なのが、水性エマルションでしょう。食品や化粧品、医薬品に使用されているため、知らず識らずのうちに口にしていたり、肌に塗布しています。消泡剤の中でも取り扱いが容易で安全性も高く、豊富な品種が揃っていることも大きな理由です。

代表的なのが、豆腐です。豆腐の製造工程で生じる豆乳の泡を消すために使われています。長らく植物油加工品を用いて消していましたが、水性エマルションが登場したことで、量産品であっても豆腐が持つ風味や香りを引き出せるようになりました。消泡剤があれば、工程で生じる泡など怖くない、品質の維持と向上に大きく貢献します。

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