誰もが日常生活を通して一度は目にしたことがある泡が生じる、いわゆる発泡現象は、製品の製造工程においては作業効率や収率の低下、加えて製品品質の劣化などの原因となりうるネガティブな存在です。そのため、その製造においては消泡工程が必要です。なお、その際の消泡の方法としては、大きく分けて物理的あるいは機械的方法と化学的方法があります。このうち前者は温度や圧力の変化や超音波などによって泡を不安定化することでその数を減らす方法です。

一方で、化学的方法としては消泡剤添加が一般的です。そして、消泡剤の使用は物理的あるいは機械的方法に比べて作業効率が良く経済的に有利なため、多くの製造現場で使われています。そんなさまざまな製造現場で使われている消泡剤ではありますが、実はその中にもさらにさまざまな種類が存在します。大きく分けると、シリコーン系と界面活性剤系やポリエーテル、高級アルコールなどの有機系に大別することが可能です。

このうちシリコーン系のものは即効性に優れた汎用性の高い存在です。また、水性はもちろんのこと、油や溶液などの非水性のいずれの発泡液に対しても使えるため、非常に幅広い現場で使われています。一方で、有機系消泡剤については汎用性という観点から見るとシリコーン系に比べて低めです。ただ、特に水性の発泡液の消泡において優れた持続性を示すので、限られた環境下ではありますが有機系消泡剤を使うほうが効率よく泡を消せる場合もあります。

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