消泡剤とは、製品製造の場面で発泡してしまうと困る場合に投入される発泡抑制や阻止の薬剤の事を言います。ちなみに、「消泡剤=A」という様に固有の物があるわけではなくて、薬剤の性質によってその役目を担う薬剤は色々変わります。発泡現象は、表面張力の高い液体に界面活性剤や高分子化合物が混ざった場合に、発生しやすいので消泡剤によって液体全体の表面張力を大きく下げてしまう事を目指すと思って下さい。食品や化粧品の製造で、添加物としてこの役目を担った薬剤が使われる事が多く、日本の有名な例では豆腐製造の際に、豆乳に植物加工油を入れる江戸時代からの伝統要製法が挙げられます。

他にも、胃腸薬製造の際にジメチコンや、ジメチルポリシロキサンがその役目を担う事も押えておきたいポイントです。ちなみに「オイルタイプ」と「活性剤タイプ」と、「エマルショックタイプ」の3つ程消泡剤にはタイプがあります。表面の泡を速やかに破泡させたい時や熱に強い性質が欲しい時は、オイルタイプが適していますし、少量添加で高い消泡効果を発揮してほしい上安定性に優れ長期保存が可能という条件が欲しい様な時は活性剤タイプがベストです。そして、被消泡液への分散性に優れ、系内への影響も少ないとされており脱気性にも一日の長が欲しいという様な場合には、最後のエマルショックタイプがベストになります。

ただし、それぞれ欠点も存在しオイルタイプは環境への悪影響が出る懸念(※油ならではの問題)があり、活性剤タイプは高価で二の足を踏みやすく、エマルショックタイプは保管方法が少し難度が高いという点は知っておくべきポイントです。

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