消泡剤というのは泡を消すための薬剤のことで、泡ができることによって問題が発生するような時に使われています。この問題が発生するケースの一つとして食品加工があり、日本で最も多く使われているのが豆腐です。豆腐の原材料は大豆で、大豆の中にはサポニンという成分が入っておりこのサポニンが泡を発生させます。これはサポニンが表面活性剤としての性質を持っており、これによって石鹸を溶かした時のように攪拌することにより泡が発生します。

一方で豆腐は、にがりを入れることによって固まらせますが、この時に泡がある状態では表面がボコボコの状態になってしまって見栄えが良くありません。また内部に気泡ができ、このことから空気にたくさん触れた状態となるため日持ちもしなくなります。このため消泡剤を使って泡を消して均一な状態で作られた豆腐が作られています。消泡剤といっても泡を消すという目的は一緒ですが使われている成分には違いがあるもので、シリコーン系と有機系の2種類があり、さらにその下にはシリコーン系ではオイル型や溶液型、エマルジョン型などがあり、有機系では界面活性剤やポリエーテル、高級アルコールなどがあるものです。

豆腐に使われる消泡剤では、シリコーン系のエマルジョン型が使われており、成分としてはケイ素またはグリセリン脂肪酸エステルになります。これらは最終的に豆腐に成分が残らないもので、消泡剤の成分が口の中に入ることはなく安全に食べることができます。

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