トップレベルドメインとして昔からよく知られているのはcomやnetで利用者も多いですが、最近は国別ドメインを利用する人も増えています。では、国別ドメインを使うメリットにはどのようなものがあるでしょうか。たとえば、日本に割り当てられているドメインはjpですが、jpドメイン取得を行ってウェブサイトの運用を始めると、まず日本語で書かれたウェブサイト、あるいはウェブサイトの運営元が日本にあるということをアピールすることができます。そういった点では、国内に本社のある会社のドメインなどには当然、向いているということになるでしょう。
また、信頼度という点でのメリットもあります。どういうことかというと、安価にドメイン取得が可能なものの場合、スパムサイトやスパムメールのアドレスとしてよく利用されます。というのは、スパムの発信先としてドメインが認定されるとブラックリストに入れられてしまうため、次から次へと新しいドメインを使って発信元を変更する必要があるからです。なので、安いドメインがよく利用されるわけですが、国別ドメインは利用料金が高額なものが多いです。
たとえば、comドメインの年間利用料金は最低ラインで1000円程度ですが、jpドメインの場合は3000円程度します。comドメイン取得と比べると三倍程度のコストがかかるため、スパムサイトの運営者は敬遠することが多いです。そのため、信頼度が高く、安全なドメインとして周知されているわけです。